Track-It! と統合する
統合でできるようになること
Track-It! は新しいアラートの通知を送信します。この統合では、Jira Service Management はこれらのアラートのディスパッチャーとして機能し、オンコール スケジュールに基づいて通知する適切な担当者を決定します。メール、テキスト メッセージ (SMS)、電話、iPhone や Android のプッシュ通知による通知を行い、アラートが承認またはクローズされるまでアラートをエスカレーションします。
統合による機能
Jira Service Management でアラートが作成されると、Track-It! でワークフローが作成されます。
ユーザーが Jira Service Management でアラートの承認や承認解除などを実行すると、このアクションは Track-It! の関連するワークフローにメモとして追加されます。
ユーザーが Jira Service Management でアラートにメモを追加すると、メモ追加情報が Track-It! に送信されます。
アラートが Jira Service Management でクローズされると、関連するワークフローが Track-It! でクローズされます。
JEC は Jira Service Management のアラート アクションをサブスクライブして、これらのアクションを Track-It! フローに反映し、Jira Service Management アラートの通知が送信されるようにします。
統合をセットアップする
Track-It! は双方向の統合です。次の手順でセットアップを行います。
Track-It! 統合を Jira Service Management で追加する
Track-It! で統合を設定する
Track-It! 統合を追加する
双方向統合は Free プランと Standard プランではサポートされていません。他のすべての統合は Free と Standard でチーム レベルでサポートされています。ただし、送信統合を機能させるには、上位のプランにアップグレードする必要があります。Settings (歯車アイコン) > Products (Jira 設定の下) > OPERATIONS からサイト レベルで統合を追加できるのは、Premium プランと Enterprise プランのみです。
統合をチームの運用ページから追加すると、そのチームが統合の所有者になります。つまり、Jira Service Management は、この統合を通じて受信したアラートをチームにのみ割り当てます。
Track-It! 統合を Jira Service Management で追加するには、次の手順を実行します。
チームの運用ページに移動します。
左側のナビゲーション パネルで、[統合] > [統合を追加] の順に選択します。
検索を実行して「Track-It!」を選択します。
次の画面で、統合の名前を入力します。
オプション: 特定のチームが統合からのアラートを受信するようにする場合は、[Assignee team (担当者チーム)] のチームを選択します。
[Continue] を選択します。
この時点で、統合が保存されます。[統合を設定する手順] セクションを展開して、API キーをコピーします。
このキーは、後ほど Track-It! で統合を設定する際に使用します。[統合をオンにする] を選択します。
統合のために作成したルールは、統合をオンにした場合にのみ機能します。
Track-It! で統合を設定する
Track-It! と Jira Service Management の統合を設定するには、次の手順を完了してください。
Jira Service Management の JEC と Track-It! スクリプトを使用してアラート アクションを Track-It! フローに送信します。これによって、独自のスクリプトや機能をデプロイすることで、提供された機能を変更したり、カスタマイズしたアクションを Track-It! 上で実行したりできます。Track-It! 統合パッケージを使用するには、次のセクションの手順を最後まで実行します。Track-It パッケージの最新バージョンをダウンロードします。.zip パッケージを展開し、Jira Service Management という名前の展開されたフォルダーを C:\jsm\jec というパスに移動します。ダウンロードしたパッケージには、JEC ユーティリティと JEC で実行する必要のあるスクリプトも含まれています。JEC の実行に関する詳細をご確認ください。
Track-It! でアクションを実行するために、JEC は設定ファイルから設定パラメーターを取得します。設定ファイルは /home/jsm/jec/conf/config.json にあります。
作成アクションには createTrackitWorkflow.py を使用し、その他のアクションには actionExecutor.py スクリプトを使用します。この機能を使用するには、[Send Alert Actions To Track-It! (アラート アクションを Track-It! に送信する)] チェックボックスを Jira Service Management Track-It! 統合で有効にする必要があります。
設定パラメーター |
| 場所 |
|---|---|---|
API キー | Track-It! のインテグレーション API キー。Track-It! インテグレーション ページから API キーをコピーし、conf ファイルの apiKey フィールドに貼り付けます。 | /home/jsm/jec/conf/config.json |
URL | 使用している Track-It! サーバーのサービス名。この url は、Track-It! Web サーバーとの接続を作成するために使用されます。 | /home/jsm/jec/conf/config.json |
ログイン | Track-It! Web サーバーへのログイン時に使用しているユーザー名。 | /home/jsm/jec/conf/config.json |
パスワード | Track-It! Web サーバーへのログイン時に使用しているパスワード。 | /home/jsm/jec/conf/config.json |
この内容はお役に立ちましたか?